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吉田園のまさに要の部署。それが品質管理課です。
製茶業界にあっては、希少な自社内品質検査管理機関として高機能の機器と技能を保有しています。
厳しいチェック機能があるからこそ、安全で品質のいい商品が提供できる。
日々、常に意識を高めて、ひたすらお客様への安心と信頼のために努力しています。
お茶は自然とともに育まれた旬の農作物。そしてその茶葉はたくさんの工程を経て加工された自然加工食品です。
茶農家生産者の茶園で摘採された茶葉は、蒸し加工や乾燥、火入れといった製造工程を経て荒茶となりその後、商品となるために選別や合組み(ブレンド)、乾燥といった仕上げ工程を経て最終的なお茶となります。
品質管理課では、荒茶の段階や最終仕上げ茶の製品段階で食品衛生指針に沿った安全性、またお茶に含まれる成分がどの程度のものかの成分分析を自社基準、もしくはお客様からの規格基準に沿って検査することが主業務となります。
食品としての安全性を最優先に検査をしながらも、お茶として仕上がったものが、ご依頼頂くお客様のニーズに沿った製品規格数値に適しているかを厳しく検査するのも品質管理課の重要な業務です。
お茶は毎年の天候等自然環境や生産状況に左右される農作物製品です。初年度に商品となった同基準で次年度に商品化するには、品質のブレをなくすための加工技能や原料の厳しい選別分析が必要となってきます。こうした課題をクリアし常にお客様のニーズに沿った規格商品であるために、品質管理課では品質保持と安定供給に努めて参ります。
品質管理課・業務内容(検査・測定等)
1 | 微生物検査 |
2 | タンニン値測定 |
3 | 茶成分分析 |
4 | 粒度分布値測定 |
5 | 水分値測定 |
6 | カフェイン値測定 等 |
※FSSC 22000は「緑茶工場21(製造3課)及び本社(総務課、認証運用推進課、品質管理課、業務課、営業3課)、大野原北倉庫」で認証取得
品質管理の分野では機能成分の検査や分析を数値で出していくことで、新たなお茶の提案、ニーズの掘り起こし、開発が可能です。
吉田園の商品開発として、お客様への新提案として営業課、製造課、品質管理課の三部署が連携を取り、新たな取り組みを図っていくことができます。今後は更に、新たな分野、異業種との商品開発プロジェクトや品質機能開発プロジェクトといった、一歩先を見た提案を進め、八女茶産地にある製茶メーカーとして茶業界自体の牽引にも尽力できればと考えます。
その中心となるべく、品質管理課としても日々努力して参りたいと思います。
クリーンベンチ
分光光度計(タンニン測定用)
茶成分分析計(近赤外分析計)
高速液体クロマトグラフ
放射能分析計